お米を変えるとあなたが変わる。
食育基本法が制定されてからこの6月10日で2年が経ちます。法律化される前は「食育」の話をしてもピンと来ない方が多かったように思います。大多数の日本人が不自由の無い食生活の裏には自給率の問題、残飯の問題、食の安全性の問題などが隠れていることに気付いていなかったのです。また、挨拶やお箸の持ち方、そして環境問題までが何故「食育」なのかという思いでいたようです。そして何より「食べたものが自分の体を作る」ということを認識していない人がとてもたくさんいました。
今日では「食育」という言葉も随分と広がり、ご存知の方も多くなりました。食育には「選食能力を身につける」「食を通した躾」「食糧問題、環境問題を考える」という3つの柱からなっています。農業体験や親子料理、地場給食などが行われるようになってきましたが、これらはそれぞれ施策の一つであり、真の食育は三位一体のものなのです。
日本の食を見ていく上で「お米」を欠かすことはできません。現代でこそ白米中心の食生活ですが、縄文、弥生時代から始まる米食文化では長らく玄米が中心でした。玄米は白米に比べ栄養価が高く、「よく噛む」食生活でした。さらに発芽玄米はギャバが玄米よりも豊富で高血圧・高脂血症・糖尿病・ストレスなどにも効果があるといわれています。そして白米同様に炊飯することができるので、忙しい現代人の食生活にピッタリのお米として注目されています。
リーダー 服部津貴子
服部流家元、服部栄養料理研究会 会長
フランス及びスイスの料理学校へ留学ののち服部流家元、服部栄養料理研究会会長に就任。服部学園での指導の他に、農林水産省特用林産普及委員、IOC国際オリーブ協会コンサルタントとして自然にやさしく、体に良い食材の普及に努めている。また、兄の服部幸應と共に食育の推進にも情熱を注いでいる。主な著書に「おいしい食育講座」同友館、「だれにもわかる食育のテーマ50」学事出版、他多数。